かわぐち湖ファミリークリニック

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当院の取り組み

our activities

AMR~抗菌薬 (抗生物質)の適正使用~

抗生物質は風邪の特効薬でしょうか?

抗菌薬 (抗生物質)は細菌が増えるのを抑えたり、壊したりする薬です。しかし、細菌も様々な手段を使って、薬から逃げ延びようとします。
このように、微生物に対して薬が効かなくなることを、
「薬剤耐性」(英語でAntimicrobial Resistanceといい、AMRと略されます)と呼びます。

抗菌薬が使用されると、抗菌薬の効く菌はいなくなり、AMRをもった細菌が生き残ります。
その後、AMRをもった細菌は体内で増殖し、ヒトや動物、環境を通じて世間に広がります。
抗菌薬の不適切な使用はこれを助長します。風邪など抗菌薬が効かない感染症には使用せず、本当に必要なときに限って使うことが大切です。

このままでは、細菌感染症に使用できる薬剤がなくなってしまいます。
これに対し、世界保健機構(WHO)は2011年に、AMR問題を世界中で取り組むべき問題として取り上げました。
現在、未来に使える抗菌薬を残そうと、世界各国でAMRへの対策に取り組んでおり、当院でも適正な使用を心がけております。

多剤投薬

そのお薬、必要ですか?

内科、整形外科、泌尿器科など、お年を重ねると、複数の病気を持っている方が多くいらっしゃいます。
それぞれ専門医の診察を受けると安心感はありますが、どうしても薬が多くなりがちです。

東京大学医学部付属病院老年病科が行った調査では、
投与薬剤数が6剤以上になると、副作用発生率が急激に上昇することが明らかにされており、7剤以上を多剤投薬と定義しています。

同じような薬が重なっていないかなど、確認をしたり、減らすことをご提案することもいたします。

健康教室

当院は地域に開かれた診療所を目指しております。

地域に住む方々と勉強会などを通じてつながることにより、地域で安心して暮らせるよう貢献していきたいと考えております。
「どうしたら健康に長生きできるの?」、「風邪や肺炎の予防、治療法」など、
ご希望のテーマに応じてお話をいたします。
自治会の集まりなどへの出張も可能ですので、お気軽にお問合せください。

また、患者さんのケアの質の向上のためには、診療所だけではなく、
地域の訪問看護ステーションやケアマネージャー、
保健師さんなどと風通しの良い関係を築くことが大切と考えております。
勉強会やカンファレンスを通じてケアチームの構築をすすめてまいります。

機能強化加算

当院では、「かかりつけ医」機能を有する診療所として、初診時に「機能強化加算」を算定しております。

  • 〇必要に応じて、専門医・専門医療機関を紹介します。
  • 〇健康診断の結果等の健康管理に係る相談に応じます。
  • 〇保険・福祉サービスの利用等に関する相談に応じます。
  • 〇夜間・休日の問い合わせへの対応を行っています。